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日本を楚々と彩るあじさい
集まることの「あつ」と、真の藍色を約した「さあい」が名前の由来。土壌によって花色が変化することから別名は、「七変化」とも。ユキノシタ科の落葉低木で、がくあじさいや手まり状のあじさいなど十数種が日本に自生しています。ハイドランジアと呼ばれる色鮮やかな西洋あじさいに比べ、その楚々とした風情はいかにも日本の美。海岸や山野の沢沿いなどで、6月から7月に清楚な花を咲かせます。 |
球形の蕾からほころぶ姿かいいタマアジサイ |
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楚々としたヤマアジサイ |
装飾花のないコアジサイ |
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古都を彩るあじさいの名所
梅雨に咲くあじさいは青、紫、ピンクと花色を変え、全国の古寺や庭園を彩ります。でも好んで植えられるようになったのは戦後のこと。海外で品種改良され、鮮やかな色彩となった西洋あじさいの里帰りで注目を集めるようになり、さらに鎌倉の明月院や千葉の麻綿原高原天拝園のあじさいがブームに火を付けました。いまや梅雨の風景に欠かせない風情を漂わせるあじさい。箱根のあじさい電車や、高知県にはあじさい街道も。 |
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千葉県麻綿m原高原では約20万本が
(問)大喜町役場TEL0470-82-2111 |
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大平山神社の千段もの表参道に咲く(問)栃木市商工観光課TEL0282-21-2543 |
鎌倉の成就院参道を埋めるあじさい
(問)鎌倉市観光商工課TEL0467-23-3000 |
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